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反戦訴え広島に到着 原水協など国民平和大行進

 核兵器廃絶を訴える「国民平和大行進」(日本原水協などの実行委員会主催)が4日、広島市中区の平和記念公園にゴールした。

 行進は11コースに分かれて5月上旬以降、各地を出発。この日、東京都や富山県などから来た約350人が横断幕やのぼりを掲げて市中心部を進み、核兵器廃絶や戦争反対を訴えた。

 東京から91日間歩いた滋賀県草津市の西田重好さん(63)は、7月に核兵器禁止条約が制定され行進が例年以上に盛り上がったとし、「今後も熱気を継続させ、日本政府の条約批准につなげたい」と力を込めた。

 この日は日本山妙法寺(東京)の平和行進も同公園に着いた。マハトマ・ガンジーの非暴力思想を世界に広める活動をしている、インド人のニティン・ソナワネさん(26)は「この平和な街をつくった科学技術が悲惨な原爆も生んだ事実を未来に伝える必要がある」と語った。(城戸良彰)

(2017年8月5日朝刊掲載)

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