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核禁条約の制定を紹介 原爆資料館がパネル

 広島市中区の原爆資料館は5日、東館の核軍縮を巡る国際情勢の展示コーナーに、先月7日に制定された核兵器禁止条約を日英両語で説明するパネル1枚を設けた。

 パネルは、米ニューヨーク国連本部であった交渉会議の議場写真とともに掲示され、非保有国122カ国の賛同で採択されたことを紹介。前文に「被爆者の受け入れ難い苦しみと被害」が記され、使用や使用の威嚇、保有などを禁止事項とした条約の概要を説明している。「核保有国や核の傘の下にある国々を含む全ての国の条約締結を促進することが、国際社会の課題」とも記した。

 「原爆の日に国内外から訪れる多くの人に最新の動きを紹介するために臨時的に設けた」と資料館学芸課。今後あらためて関連展示の仕方を検討する。

(2017年8月6日朝刊掲載)

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