2年ぶりに原爆慰霊式 東広島被害者の会 要望多く再開
17年8月7日
東広島市原爆被害者の会が6日、同市の八本松地域センターで原爆死没者慰霊式を2年ぶりに営んだ。
被爆者や市民約60人が慰霊碑に花をささげて、手を合わせた。うち地元管弦楽団と合唱団のメンバーは歌声でも犠牲者を慰めた。式後、平和コンサートもあった。
被害者の会は1974年の旧4町合併の数年後に発足。93年に各地区の慰霊式を一本化したが、昨年は開けなかった。しかし、存続を求める声は根強く、今年はコンサートが企画されたことを受けて再開した。
慰霊式の後、父を捜して入市被爆した同市高屋町の堀川宏さん(77)は「昨年は寂しかったがこれでほっとした。平和を考える場として存続させてほしい」と話していた。
市内で被爆者健康手帳を持つ被爆者は3月末で2060人。昨年同期に比べ131人減った。(鈴中直美)
(2017年8月7日朝刊掲載)
被爆者や市民約60人が慰霊碑に花をささげて、手を合わせた。うち地元管弦楽団と合唱団のメンバーは歌声でも犠牲者を慰めた。式後、平和コンサートもあった。
被害者の会は1974年の旧4町合併の数年後に発足。93年に各地区の慰霊式を一本化したが、昨年は開けなかった。しかし、存続を求める声は根強く、今年はコンサートが企画されたことを受けて再開した。
慰霊式の後、父を捜して入市被爆した同市高屋町の堀川宏さん(77)は「昨年は寂しかったがこれでほっとした。平和を考える場として存続させてほしい」と話していた。
市内で被爆者健康手帳を持つ被爆者は3月末で2060人。昨年同期に比べ131人減った。(鈴中直美)
(2017年8月7日朝刊掲載)