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核禁止条約 批准求める 原水禁・協 長崎で世界大会閉幕

 原水禁国民会議などの原水爆禁止世界大会と、日本原水協などの原水爆禁止世界大会は9日、それぞれ長崎市で総会を開き、全ての日程を終えた。両大会とも、7月に国連会議が採択した核兵器禁止条約を批准するよう、日本政府に求める大会宣言や決議をした。原発再稼働の反対や安全保障関連法の廃止も訴えた。

 原水禁の総会は長崎県立総合体育館であり、「日本の核政策を根本から変えよう」との大会宣言を採択。岡島真砂樹副議長は「広島、長崎で聞いた被爆者の声や感じたことを身近な人に話してほしい」と訴えた。約1600人(主催者発表)が集まった。

 原水協は市民会館で総会を開いた。禁止条約への署名が始まる9月20日から1週間、世界でアピール行動をするとした決議を、参加した約7千人(同)で採択。条約交渉会議で議長を務めたコスタリカのホワイト大使のメッセージも紹介した。(永山啓一)

(2017年8月10日朝刊掲載)

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