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ユース選手ら被爆証言学ぶ 平和祈念サッカー

 広島市で開催中の平和祈念広島国際ユースサッカー(中国新聞社など主催)に出場している選手たちが9日、中区の平和記念公園で平和学習をした。原爆資料館を見学し、被爆者の証言も聞いた。

 サンフレッチェ広島ユースと県高校選抜、ガーナとブラジルのクラブの計4チームに所属する、18歳以下の選手やスタッフ計約90人が参加した。原爆資料館では、タッチパネルを操作して戦前から現在までの広島の写真を見たり、8時15分で止まった腕時計に見入ったりした。

 被爆者で、英語で証言を続ける小倉桂子さん(80)=中区=たちの体験談も聞いた。日本語も交え「スポーツで交流できるのは平和の象徴」と呼び掛けた。

 ガーナの主将モハメド・クドゥスさん(17)は「この場所で何が起き、どう復興したか分かった。帰国して家族たちに伝えたい」と誓った。

(2017年8月10日朝刊掲載)

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