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「核廃絶 差別撤廃へ力」青少年国際会議閉幕

 広島市と海外9カ国の若者が世界平和について議論する「青少年国際平和未来会議ヒロシマ」は13日、核兵器廃絶や差別撤廃に向けて歩みを進めると誓う宣言「ヒロシマアピール」を発表した。

 メンバーは市内の高校生や大学生18人と海外の12都市の26人。中区の原爆資料館であった閉会式で、広島市立大4年高田陽一朗さん(22)=廿日市市=とロシア・サンクトペテルブルクのユリヤ・エマさん(23)が代表し「核兵器廃絶は実現しておらず、世界は平和とは言えない。不平等や貧困など、あらゆる差別に立ち向かう」と力を込めて朗読した。

 会議は広島国際青少年協会(中区)や市教委でつくる実行委員会の主催。4日からの日程で被爆者の証言を聞くなどし討論を重ねてきた。(山本和明)

(2017年8月14日朝刊掲載)

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