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鐘を鳴らし 願う平和 終戦の日 中区で高校生ら集い

 終戦の日の15日、戦争のない世界を願って「平和の鐘」を鳴らす集いが、広島市中区の平和記念公園であった。広島ユネスコ協会が主催し、会員や高校生たち約200人が参加した。

 同協会の亀井章会長(79)は、平和を脅かす北朝鮮の行為に触れ「世界の人々と手を取り合い、平和のとりでを築こう」とあいさつした。

 高校生や平和団体の代表たち計6人がそれぞれ、鐘の前で平和への思いを発表。広島大付属高2年斉藤優奈さん(16)=廿日市市=は「核兵器禁止条約の採択は、核廃絶への小さな一歩。被爆者から伝え聞いた核の恐ろしさを、今こそ発信しなければ」と力を込めた。

 正午に全員で黙とう。ノートルダム清心中・高(西区)の生徒26人による合唱もあった。最後に参加者は次々と鐘を鳴り響かせ、不戦と平和を誓った。(三宅瞳)

(2017年8月16日朝刊掲載)

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