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戦没者を悼み恒久平和祈る 安芸高田で式典

 安芸高田市戦没者追悼式・平和祈念式典が18日、同市吉田町のクリスタルアージョで営まれた。市遺族連合会の主催で、ことしから市内の被爆者団体でつくる市原爆被害者対策連絡協議会が後援に入り、恒久平和をともに願った。

 遺族たち参列者110人が1分間の黙とうをした後、同連合会の佐々木正紀会長(77)が「恒久平和確立のため全力を尽くしたい」とあいさつ。参列者は慰霊碑に白菊を手向けて犠牲者の冥福を祈った。

 式典終了後、同協議会会長で向原町原爆被害者の会の玉川祐光会長(85)が、広島二中(現観音高)の1年時に広島駅前で被爆した体験を講演。「犠牲者が、平和の礎になることを願っている」と訴えた。

(2017年8月19日朝刊掲載)

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