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「この世界の片隅に」上映 中区 戦争の悲惨さ600人見入る

 中国新聞SELECT(セレクト)で原作漫画を連載中のアニメ映画「この世界の片隅に」の上映会が20日、広島市中区の中国新聞ホールであった。上映は2回あり、家族連れなど計約600人が訪れた。

 戦時中から終戦直後までの広島、呉市が舞台。主人公すずが空襲や原爆の苦難を乗り越え、前向きに生きる物語に、来場者は真剣な表情で見入っていた。

 小学生の子ども3人と訪れた安佐南区の主婦森田ひろみさん(40)は「家族を引き裂かれる戦争の悲惨さと主人公の強さを感じた。子どもにも伝わってほしい」と目を潤ませていた。

 中国新聞社主催。9月3日も午前11時と午後2時の2回、安芸区民文化センターで上映する。前売り券は中国新聞の販売所で扱い、一般千円(当日1200円)、高校生以下800円(同千円)。(村上和生)

(2017年8月21日朝刊掲載)

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