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　岩国商工会議所（岩国市）は２２日、米軍基地に関連するビジネスを支援するサポートセンターを同商議所内にオープンした。米海兵隊岩国基地（同市）への空母艦載機移転計画に伴う米軍関係者の増加を商機と捉え、地元企業を後押しする。

　この日は、同商議所の長野寿会頭（８０）と、アドバイザーの二上（にうえ）寛治さん（６５）が看板を設置した。開所後、建設業者など２社が相談に訪れ、米軍からの発注内容の調べ方などについて相談した。

　センターは、基地側から発注される物品やサービスの契約に関する相談を受け付けるほか、基地関係者を対象にした広告や外国人向けのビジネスを展開したい業者への助言などを担う。毎月第３火曜の午後１～４時に無料で相談に応じる。対象は商議所会員で予約制。

　二上さんは岩国基地のマーケティング部門に７年以上勤めた経験がある。長野会頭は「地元企業がチャンスを生かせるようサポートし、地域振興の起爆剤としていきたい」と話している。（馬上稔子）

（２０１７年８月２３日朝刊掲載）