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「日米協議会の開催を」 岩国の団体 盆期間の離着陸

 盆期間中に米軍機が米海兵隊岩国基地(岩国市)で離着陸を繰り返した問題を受け、同市の市民団体「住民投票を力にする会」は25日、基地側と市、県、国でつくる岩国日米協議会を早期に開催するよう市に申し入れた。一方、市は「現状では開催する考えはない」とした。

 協議会には「盆の13日から16日は飛ばないようにする」との確認事項がある。しかし13~16日、米軍機の飛行に対する33件の苦情が市へ寄せられ、市は17日、確認事項の順守を基地側に要請した。

 同団体は、協議会が1991年を最後に開かれていない点を問題視。松田一志代表たちが市役所で、高田昭彦基地政策担当部長に開催の必要性を訴えた。

 これに対し高田部長は、市長が基地司令官と定期的な意見交換の場を持っていることなどを説明。「以前の協議会より機動的な対応が取れている」との認識を示した。(松本恭治)

(2017年8月26日朝刊掲載)

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