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核禁止条約を解説 中区で本紙記者が講演

 7月に制定された核兵器禁止条約をテーマにした講演会が27日、原爆資料館(広島市中区)であった。米ニューヨークの国連本部で交渉会議を取材した中国新聞社の水川恭輔記者が、条約の内容や今後の課題を解説した。

 水川記者は「使用するとの威嚇」の禁止が明記され、核に頼る安全保障の否定が強まった一方、米英仏などの保有国が加盟しない方針であることを説明。「被爆者の苦しみや核軍縮の遅さの点から、反発する国の世論に支持を広げられるかが重要になる」と述べた。

 同館がピースボランティアたちの研修のため開き、約150人が参加した。

(2017年8月28日朝刊掲載)

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