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続けよう 復興への歌声 南区で「東日本エイド」コンサート

 東日本大震災の復興を支援するチャリティーコンサート「東日本エイド」が22日、広島市の南区民文化センターであった。地元音楽家や福島、宮城、岩手の県人会などでつくる実行委員会の主催で4回目。観客約450人が被災地を支援する気持ちをあらためて強めた。(山本乃輔)

 14団体・個人の約160人が出演した。うち、広島宮城県人会の14人は、被災した地名を歌詞に盛り込んだ復興支援ソング「虹を架けよう」など2曲を合唱し、古里に思いをはせた。広島少年合唱隊や広島ジュニアマリンバアンサンブルも、元気いっぱいステージを盛り上げた。

 会場には募金箱が置かれ、来場者が曲の合間などに協力していた。東日本エイドでは、これまでに入場料と募金の計約310万円を福島、宮城、岩手県の災害対策本部に寄付している。

 ひろしま福島県人会の伊丹真二事務局長(65)は「被災した3県のことが忘れ去られないよう、支援への呼び掛けを続けたい」と話していた。

(2012年9月23日朝刊掲載)

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