×

ニュース

「賢人会議」の広島開催要請 外務省に県知事

 広島県は28日、核兵器保有国と非保有国双方の識者が核軍縮策を話し合う、日本政府提唱の「賢人会議」を、広島で開くよう外務省に要望した。

 湯崎英彦知事が外務省を訪ね、佐藤正久副大臣に「国連軍縮会議に加え、賢人会議も広島で開催してほしい」と要請した。佐藤氏は「思いはしっかり受け止める」と応じた。

 10カ国の識者16人がメンバーである賢人会議は、年内に日本で初会合を開くことが決まっている。河野太郎外相は、広島か長崎で開催する方向で調整する方針を示している。

 この日の面会には、ことしの「ひろしまジュニア国際フォーラム」に参加した高校生2人と、「ひろしまラウンドテーブル」で議長を務めた東京大大学院の藤原帰一教授も同席。核兵器廃絶に向けた提言を盛り込んだフォーラムの宣言と、議長声明文を外務省に提出した。

(2017年8月29日朝刊掲載)

年別アーカイブ