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福島原発事故 俳優が朗読劇 中村敦夫さん 福山で9日

 原発反対を訴える、俳優で元参議院議員の中村敦夫さんによる、東京電力福島第1原発事故をテーマにした朗読劇が9日午後2時から、福山市伏見町の福山駅前シネマモードである。

 「線量計が鳴る 元・原発技師のモノローグ」と題し、中村さんが演じる福島県で原発配管技師をしていた男が、自らの人生を振り返る。福島県の方言で、原発事故の実態や原発の課題を訴える。

 脚本は、中村さんが3年以上かけて書き下ろした。小中学校時代を福島県いわき市で過ごした中村さんが、同県やチェルノブイリでの取材を踏まえて制作した。昨年11月から全国で上演され、中国地方での開催は初めて。

 市民有志でつくる実行委員会主催。実行委の坂田光永さん(38)は「若い世代が関心を持つ機会になれば」と来場を呼び掛ける。入場料2千円、中学生以下無料。実行委☎090(9115)3317。(福田彩乃)

(2017年9月1日朝刊掲載)

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