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イワクニ 艦載機移転 始まる 来春にも計61機 海自ヘリが基地で横転

 米空母艦載機移転の第1陣として、E2D早期警戒機5機が8月9日、米海兵隊岩国基地へ到着した。来年5月ごろまでに4機種の計61機が段階的に配備される予定だ。

 米側は当初、移転開始時期を「8月6日ごろ」と日本側に通告していた。台風5号の影響で広島原爆の日(6日)は避けられたが、長崎原爆の日と重なった。村岡嗣政知事と岩国市の福田良彦市長は遺憾の意を表明した。

 岩国日米協議会の確認事項で「飛ばないようにする」としている盆期間中の13~16日には、E2Dや移転予定のFA18スーパーホーネット戦闘攻撃機が岩国基地を離着陸した。期間中、市に33件の苦情が寄せられた。

 滑走路を共同で使用する海上自衛隊岩国基地。17日、荷物をつり下げて運ぶ訓練中だった海自のCH101ヘリコプターが高度を下げたところバランスを崩し横転。乗員4人が軽傷を負った。海自の事故調査委員会が原因究明を急いでいる。

(2017年9月1日朝刊掲載)

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