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「Jアラート」受信機更新へ 島根県、810万円予算案

 北朝鮮のミサイル発射が相次ぐ中、島根県は1日、全国瞬時警報システム(Jアラート)の受信機を最新型に更新することを明らかにした。事業費810万円を盛り込んだ2017年度一般会計補正予算案を、6日開会の県議会定例会に提出する。

 現行の受信機は10年度に導入。最新型はデータ処理のスピードが上がり、ミサイル発射の情報では従来型に比べ7~8秒程度早く警報を伝えられるという。消防庁が18年度末までに更新するよう全国の都道府県や市区町村に求めており、導入を決めた。17年度末までの整備完了を目指す。中国地方5県では、16年度に更新を決めた広島県に続いて2県目。

 8月29日に北朝鮮が発射したミサイルが日本上空を通過した際、Jアラートは発射数分後に作動。ミサイルは発射約10分後に北海道東方の太平洋に落下した。

 島根県防災危機管理課は「秒単位の時間短縮でも、県民が生命を守る行動に移るための時間の余裕につながる。最新型のため機器の信頼性も増す」としている。

(2017年9月2日朝刊掲載)

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