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米新型核実験に抗議 再び怒りの座り込み 広島平和連絡会議

 広島県被団協(坪井直理事長)や県原水禁など12団体でつくる核兵器廃絶広島平和連絡会議は24日、広島市中区の原爆慰霊碑前に座り込み、米国が8月下旬に新たなタイプの核実験をしたことに抗議した。

 坪井理事長たち約70人が午後6時から約30分間、「すべての核実験に強く抗議する」と書かれた横断幕を掲げて座り込んだ。連合広島の伊丹幸男会長は「憤りと失望でいっぱい。二度と行われないよう訴えよう」と呼び掛けた。

 米国が4~6月に5回目となる同様の実験をしたことが判明し、同会議は20日に抗議の座り込みをしたばかり。県被団協の箕牧智之(みまき・としゆき)事務局長は「いくら叫んでも核実験が平然と続けられる。国民を巻き込み、怒りを表す新たな手法が必要だ」と訴えた。(田中美千子)

(2012年9月25日朝刊掲載)

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