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広島県内市長も相次ぎ抗議

 北朝鮮が3日に核実験を強行したのを受け、4日、広島県内の自治体が相次ぎ北朝鮮に抗議文を発送した。

 福山市の枝広直幹市長は「平和を願うすべての国、自治体、市民の思いを無視した許し難い暴挙。今後一切の核実験を中止し、核廃絶に取り組むよう強く要請する」との抗議文を金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長宛てに送った。府中市の戸成義則市長も「核軍縮・不拡散に向けた国際社会の真剣な取り組みと真逆の行為」と断じた。

 東広島市の蔵田義雄市長は「今後、計画されているあらゆる核実験を即時中止し、核軍備を放棄することを強く求める」。庄原市の木山耕三市長は「貴国が核実験を強行したことは、平和を希求する庄原市民の願いを踏みにじる暴挙であり、断じて容認できない」と強調した。

 このほか、竹原市、三原市、尾道市、三次市、大竹市、廿日市市、江田島市も同趣旨の抗議文を送った。

 同県内では3日に県、広島市、呉市も抗議文を北朝鮮に送付している。

(2017年9月5日朝刊掲載)

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