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オスプレイ飛行中止を求め要請 岩国市へ市民団体

 米海兵隊岩国基地で白煙を上げていた垂直離着陸輸送機オスプレイが大分空港(大分県国東市)に緊急着陸した問題で、岩国市の市民団体「住民投票を力にする会」は4日、同型機の飛行中止などを日米両政府に求めるよう市に申し入れた。

 松田一志代表たちが市役所で、高田昭彦基地政策担当部長に文書を手渡した。高田部長は、飛行中止の要請について「日本政府が判断し、対応すべき事案だ」と述べた。

 また同団体は、8月に岩国へ移転したE2D早期警戒期を含む空母艦載機が、米海軍厚木基地で陸上空母離着陸訓練(FCLP)を始めたことに言及。米軍の運用次第で、岩国基地でもFCLPが実施されかねないとの懸念を示した。

 高田部長は「岩国基地でのFCLPは認められない」とする市の基本スタンスをあらためて説明した。

(2017年9月5日朝刊掲載)

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