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シリア支援 物資に願い 広島女学院高有志 ランドセルと靴

 内戦が続くシリアの子どもたちを支援しようと、広島市中区の広島女学院高の生徒有志が、ランドセル26個と靴100足を現地に寄付する。

 生徒が出身の小学校を訪ね、使わなくなった物の提供を校内放送などで呼び掛けた。集まった物資を8月25日に同高で梱包(こんぽう)し、翌26日、日本シリア連帯協会(廿日市市)に届けた。同協会が10月、現地に送る予定。

 2年で中国新聞ジュニアライターの上岡弘実さん(16)が2月、シリアの現状について、同協会代表のアブドゥーラ・バセムさん(49)に取材したのがきっかけ。空爆で自宅を追われ、難民キャンプで不便な生活を強いられている子どもたちの現状を知り、他の生徒にも支援を求めた。

 1年の神安春乃さん(16)は出身の戸坂小(東区)で協力を呼び掛けた。「先輩の思いを聞いて自分も協力したいと思った。多くの物資が集まった」と喜んでいた。(政綱宜規)

(2017年9月5日朝刊掲載)

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