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　第２０代の高校生平和大使として８月２０～２４日にスイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪れた英数学館高２年の船井木奈美さん（１６）＝福山市三之丸町＝が５日、市役所を訪れ、枝広直幹市長に活動を報告した。

　船井さんは国連軍縮部の核軍縮の担当者に平和活動の意義を尋ね、「多様性と洞察力が必要」と助言を受けたと説明。「原爆も福山空襲もさまざまな視点から分析、学習し直したいと感じた」と述べた。

　現地の学生と折り鶴を折るなどして交流したことも話した。枝広市長は「若い人の活動を広げていけば、平和な世界は可能になるはず」とエールを送った。

　第２０代高校生平和大使は計２２人。全国各地で集めた約２１万４千人分の署名を国連に届けた。

（２０１７年９月６日朝刊掲載）