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放射線医療 広島に学ぶ 韓国の医師ら

 放射線医療に携わる韓国の医師や看護師、技師たち10人が25日、広島市南区の放射線影響研究所(放影研)を訪れ、最新の研究成果などを学んだ。

 県や市などでつくる放射線被曝(ひばく)者医療国際協力推進協議会(HICARE)の研修の一環。10人は被爆者の追跡調査の概要や福島第1原発事故への対応などについて、放影研の研究員から説明を受け、熱心に質問していた。

 釜山市にある東南放射線医科学研究所の小児科医師、崔翔旭(チェサンウク)さん(58)は「広島の被爆者医療の蓄積に学び、帰国後の診療に生かしたい」と話していた。

 一行はこの日、南区の広島大病院や同大原爆放射線医科学研究所(原医研)も訪れた。28日まで、市役所や原爆養護ホーム倉掛のぞみ園(安佐北区)などで研修する。(田中美千子)

(2012年9月26日朝刊掲載)

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