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北朝鮮核実験 被爆者ら抗議 下松 50人参加

 北朝鮮による6度目の核実験に抗議する集会が7日、下松市大手町の市役所の玄関前であった。同市職員労働組合などでつくる「核兵器をなくし平和を願う市民集会」実行委員会の主催。市内の被爆者や組合員たち約50人が参加し、横断幕を掲げるなどした。

 安村文宏実行委員長(41)が「核兵器の廃絶を願う多くの人々の切なる思いを踏みにじる行為。抗議の姿勢を示し、世界から核兵器がなくなることを願う」とあいさつ。参加者は「核兵器を開発し、保有・使用することは断じて容認できない」などと訴える、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長宛ての抗議文を採択した。

 市原爆被害者の会の金近衛会長(74)=同市生野屋西=は「核実験は暴挙。金委員長が笑っているのを見ると背筋が凍る思いがする」と話した。(高田果歩)

(2017年9月8日朝刊掲載)

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