×

ニュース

資料館の渡り廊下撤去 耐震改修工事

 原爆資料館本館(広島市中区)で進む耐震改修工事に伴い、本館と東館を結ぶ渡り廊下が7日、撤去された。市は、幅をより広げた渡り廊下を新設する。

 撤去工事は8月中旬に開始。屋根などを取り除いた後、長さ約32メートル、幅約3・5メートルのコンクリート製の床を分割してクレーンでつり下ろす作業が続いていた。この日は、東館3階部分に接続する床の一部を切り離し、地上に下ろした。今月末までに廊下を支えていた柱も重機で砕く。

 本館は展示内容を見直し、2018年7月に改装オープンの予定。来館者は東館から入り、新しい渡り廊下を通って本館の展示を見た後、再び東館に戻って出る形となる。耐震工事は19年7月末の完了を見込む。(野田華奈子)

(2017年9月8日朝刊掲載)

年別アーカイブ