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オスプレイ 「運用実態 国へ確認」 岩国市長 違反指摘に見解

 山口県岩国市の福田良彦市長は26日の記者会見で、米海兵隊岩国基地に搬入中の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが日米合同委員会の合意に反した試験飛行をしているのではないかという指摘について、「合意内容が順守されるように運用実態を国に確認する。これに尽きる」と述べた。

 合意では、移動の際は可能な限り水上を飛行することになっているが、同市由宇町と山口県周防大島町の住宅地上空を通過したとの目撃情報が市に寄せられるなどしている。

 市は24日、防衛省に飛行の詳しい内容を照会。26日現在、回答はないという。

 また福田市長は「試験飛行が長期にならないよう国に求めている」と強調。試験飛行後の米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)配備については「国と当該の自治体が関係することなので、国が説明や対応をすると思っている」とした。(酒井亨)

(2012年9月27日朝刊掲載)

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