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米原子力空母 横須賀を出港 朝鮮半島近くに展開か

 米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に配備されている原子力空母ロナルド・レーガンが8日、周辺海域の警戒任務に当たる長期航海のため同基地を出港した。北朝鮮情勢の緊迫を受け、米韓は原子力空母や戦略爆撃機の韓国への展開強化で一致しており、ロナルド・レーガンが朝鮮半島近くに派遣されるかが注目される。

 在日米海軍司令部(横須賀市)によると、今回の航海後、空母艦載機のFA18スーパーホーネット戦闘攻撃機2部隊とEA18Gグラウラー電子戦機1部隊が、米海兵隊岩国基地へ向かう。米海軍厚木基地(神奈川県)からの移転計画の第2陣で、11~12月ごろになる見込み。

 一方で日本政府は今年1月、11月ごろにスーパーホーネット2部隊(1部隊で12、13機)、来年1月ごろにグラウラー部隊(6機)が移転すると説明。岩国市は「国から移転時期の変更の連絡はなく、現時点では当初の説明通りと認識している」としている。

(2017年9月9日朝刊掲載)

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