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青少年大使 20人任命 ユニタール 活動活発化へ大幅増

 国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所は9日、国際社会で活躍できる若者の育成を目指し、本年度の青少年大使として県内12高校の1~3年生計20人を任命した。昨年度までの2人から大幅に増やし、より実践的な研修をする。

 広島市中区の同事務所であった任命式で、隈元美穂子所長が「世界に目を向けて頑張って」と激励。1人ずつ任命書を手渡した。尾道東高3年大内咲さん(18)=竹原市=は「国際平和の見聞を深め、世界に貢献できる人になりたい」と話した。

 ユニタールは2010年に初めて青少年大使を任命。今回、活動を活発化させるため募集対象を広島市内から県内全域に拡大し、研修内容も充実させた。大使は11月までの5回の研修で、貧困の撲滅、環境保護など国連の活動やプレゼンテーション技術を学ぶ。南スーダンから訪れる研修生との交流や平和イベントにも参加する。(明知隼二)

(2017年9月10日朝刊掲載)

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