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全電源喪失に備え 島根原発で訓練

 中国電力は28日、島根原子力発電所(松江市鹿島町)で非常用ポンプや消防車による原子炉や燃料プールへの送水訓練を公開した。福島第1原発事故で発生した全電源喪失を想定し、緊急時に核燃料を冷やす手順を確認した。

 持ち運びできるポンプで岸壁から海水をくみ上げ、原子炉を冷却する配管にホースを接続するまでの流れをチェック。消防車で雨水貯水槽から約500メートル先の仮設プールに注水する訓練もした。

 福島の事故を受けた津波対策の訓練。島根、鳥取両県と原発周辺6市の担当職員が視察した。(川上裕)

(2012年9月29日朝刊掲載)

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