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「平和の喜び広げたい」伝え続け 志和発 音楽フェス10年

13組が演奏やフラダンス

 10回目の「ピースベルフェスティバル広島」が23日午後4時から、東広島市の西志和小体育館である。「HEIWAの鐘」を作った沖縄県出身のシンガー・ソングライター、ユキヒロさんと住民が音楽を通じて平和を発信する。

 「HEIWAの鐘」は合唱歌として知られている。2007年に同小がユキヒロさんを招いて平和コンサートを開いた。ユキヒロさんの「平和の喜びを志和町から広げたい」との呼び掛けに、PTA役員が翌08年、実行委員会をつくってピースフェスティバルを初めて開いた。

 いまはフラダンスや合唱、よさこい踊りなど多彩な団体が出演。観客を含め約400人が楽しむ。スタート当時にPTA会長だった同町の泉恭二実行委員長(54)は「平和だからこそ楽しい。このメッセージを共有する仲間がいたから続けられた」と振り返る。

 10日には実行委が集まり、会場に飾る町内3小児童が折った鶴に糸を通した。同町の新迫美恵さん(54)は「当初はとにかく夢中だった。今は願いを伝える余裕を持って節目を迎えられる」と語る。

 23日はユキヒロさんたち13個人・団体が2時間半のステージを披露する。無料。泉委員長☎090(7773)7831。(新山創)

(2017年9月20日朝刊掲載)

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