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ヒバクシャ署名 8万2000筆 ゆだ苑など8団体集める

 核兵器を禁止し廃絶する条約の締結を全ての国に求める「ヒバクシャ国際署名」について、県原爆被爆者支援センターゆだ苑(山口市)など8団体でつくる県推進連絡会は、活動を本格化させてから今月19日までの約3カ月で約8万2千筆を集めたと明らかにした。

 同連絡会は4月に発足。6月中旬にキックオフ集会を開き、街頭や口コミなどで署名を集め、市町の首長たちにも協力を呼び掛けた。「県内100万筆」を目標に、核拡散防止条約(NPT)再検討会議がある2020年まで継続する。

 全世界で展開する国際署名が始まった昨年4月以降、非核保有国を中心に核兵器禁止条約制定の動きが具体化。今月20日には国連本部で署名式があり、条約発効へと前進している。

 ゆだ苑の岩本晋理事長(74)は「世界で核兵器廃絶の機運が高まっている。100万筆に向け取り組みを続ける」と意気込む。(折口慎一郎)

(2017年9月23日朝刊掲載)

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