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平和な世界 絵付けで願い 中区

 平和記念公園(広島市中区)の原爆の子の像にささげられた折り鶴を再生して作った置物に絵付けをし、平和について考えるイベントが23日、広島市中区の複合ビル「おりづるタワー」であった。

 置物は折り鶴の形で幅約7センチ。参加者は、筆や竹串を使ってアクリル絵の具で思い思いの色を塗り、作品に仕上げた。水色をベースに、赤と黄の花を描いた西区の高須小4年古賀樹季さん(9)は「きれいな海と花畑が広がる世界になってほしい」と願っていた。

 佐伯区の市民団体「なごみプロジェクト」が、平和や広島に折り鶴が集まる意味を考えてもらおうと初めて企画。廿日市市宮島町の大聖院境内で折り鶴を燃やす「おたき上げ」をした後、灰を混ぜて置物にした。24日午前10時から大聖院境内でもある。先着100人。(中川晃平)

(2017年9月24日朝刊掲載)

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