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呉海軍墓地で追悼式 戦没者遺族ら参列

 旧海軍の呉鎮守府ゆかりの戦没者を慰霊する呉海軍墓地合同追悼式が23日、呉市上長迫町の同墓地であった。遺族や海上自衛隊関係者たち約1200人が、約13万人の冥福を祈った。

 黙とうの後、主催の呉海軍墓地顕彰保存会の神津善三朗代表理事が式辞を述べた。地元の長迫小の児童を代表して6年の稲村春樹君と谷本優依さん、星野結維さんが「世界の出来事を知り、みんなが幸せな未来をどうすればつくれるかを考えます」と誓った。

 戦艦日向の乗組員だった兄を亡くした三重県東員町の下郷直巳さん(76)は「ここに来れば兄に会える気がする。平和を愛さないといけないと改めて実感した」と話していた。

 墓地は1890年に開設された。合同慰霊碑91基、個人墓碑157基、英国水兵碑1基がある。(見田崇志)

(2017年9月24日朝刊掲載)

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