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ジョーゲンセンさん 16・17日広島訪問 米の92歳、教え子再会望む 復興期 広島大で英語担当

 戦後復興期の1954~56年に広島大で英語を教えた米国カリフォルニア州のリチャード・ジョーゲンセンさん(92)が16、17日に広島市を訪れる。当時の教え子たちとの再会を望んでいる。

 米アジア財団の復興支援の一環で、英語講師として日本に派遣された。帰国後は同州の高校や大学などで米国史の教員を務め、2015年には広島での思い出を記した「オトモダチ」と題する小説も出版している。これまでにも広島は2度訪れたが、今回を最後の来日と思い、今は80歳前後になった教え子らを捜すことにした。「経済成長を遂げた日本で、教えた学生たちがどんな役割を担ったのかを聞いてみたい」と話している。

 当時、広島から米国の母親や友人に送った復興期の街の様子などをつづった手紙も持参する。再会を希望する人は、同行する長女のスーザンさんに英語で連絡する。sdickinson59@gmail.com(桑島美帆)

(2017年10月4日朝刊掲載)

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