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被爆樹木の種 寄贈へ 広島市 姉妹都市ホノルルに

 広島市の松井一実市長は3日、姉妹都市提携を結ぶ米ホノルル市へ被爆樹木の種を贈る考えを明らかにした。来年のハワイへの日本人移民150年や2年後の同提携60年の記念に、広島ゆかりの庭園に植えてもらう。

 この日、広島市役所を訪れたホノルル広島県人会のウェイン・ミヤオ会長(71)がカーク・コールドウェル市長の親書を持参。それによると、移民100年の1968年に広島市から寄贈された石灯籠がある市役所前の庭園を昨年に再整備し、一角は「ヒロシマ・ピース・ガーデン」と名付けられる予定という。

 ミヤオ会長が被爆樹木の種の提供を提案したのに対し、松井市長は「理解者を増やすことになる」と快諾した。ハワイで育つ種類を調べ、贈る。(城戸良彰)

(2017年10月4日朝刊掲載)

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