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アフガン復興へ 被爆者から学ぶ 政府関係者が交流

 アフガニスタンの政府関係者たち約80人が3日、広島市中区の広島国際会議場で被爆者の証言を聞き、広島の復興を学んだ=写真。国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所(中区)の研修の一環。

 爆心地から2・4キロの牛田町(現東区)で被爆した小倉桂子さん(75)=中区=が証言。「被爆者は平和な未来のために、と語り続けている。未来は変えられる。子どもたちに同じ思いをさせないで」と呼び掛けた。

 同国財務省の政策担当者ファルディン・セディキさん(37)は「勇気をもらった。被爆者のメッセージを自国で広める」と話した。

 ユニタール広島事務所は2003年度から、同国の復興を支援するプロジェクトを実施。一行は9月29日に広島入りし、今月6日まで研修を続ける。

(2012年10月4日朝刊掲載)

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