核廃絶 本でも機運を ICANノーベル平和賞 広島の書店 専用コーナー
17年10月10日
国際非政府組織(NGO)の核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN(アイキャン))のノーベル平和賞受賞決定を受け、広文館金座街本店(広島市中区)は8日、核兵器廃絶に関する書籍の専用コーナーを店頭に設けた。
7月に国連で制定された核兵器禁止条約を取り上げた新書や被爆者の証言活動の記録など8点。ICANの説明文に「祝ノーベル平和賞受賞」の文言を添えたパネルを掲げてPRする。
石川響子マネージャー(34)は「核兵器の非人道性に焦点を当てた書籍を選んだ。核なき世界への機運を売り場からも高めたい」と話した。コーナーに立ち寄った岩国市の竹島一雄さん(67)は「地道な活動が評価されての受賞。核廃絶への関心がさらに広がってほしい」と願っていた。
広島市中央図書館(中区)も、受賞決定を報じた中国新聞の号外や関連本を集めたコーナーを開設する準備を進めている。(井上龍太郎)
(2017年10月9日朝刊掲載)
7月に国連で制定された核兵器禁止条約を取り上げた新書や被爆者の証言活動の記録など8点。ICANの説明文に「祝ノーベル平和賞受賞」の文言を添えたパネルを掲げてPRする。
石川響子マネージャー(34)は「核兵器の非人道性に焦点を当てた書籍を選んだ。核なき世界への機運を売り場からも高めたい」と話した。コーナーに立ち寄った岩国市の竹島一雄さん(67)は「地道な活動が評価されての受賞。核廃絶への関心がさらに広がってほしい」と願っていた。
広島市中央図書館(中区)も、受賞決定を報じた中国新聞の号外や関連本を集めたコーナーを開設する準備を進めている。(井上龍太郎)
(2017年10月9日朝刊掲載)