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笠岡高110年の歩みたどる 写真や教科書展示

 岡山県県立笠岡高(笠岡市笠岡)の創立110周年を記念した回顧展が4日、校内の同窓会館「千鳥会館」で始まった。第1期生や太平洋戦争前に射撃訓練をする女生徒の写真、明治期の教科書など時代を反映した貴重な資料を展示。1世紀を超える校史を紹介し、一般にも開放している。6日まで。(谷本和久)

 同校と同窓会、保護者会が主催。1902年開校当時の校舎や04年春の第1期卒業生12人、33年に射撃訓練をする女生徒、千鳥会館建設工事、最近10年の修学旅行などパネルや額にした写真146点と明治-昭和期の教科書、卒業アルバム、学級写真などを並べる。西井隆教諭と図書委員生徒らが整えた。

 資料で個人情報につながる記載は削除した。同窓会長の古山泰生さん(53)=78年卒業=は「幾多の歴史をつくり、人材を創出した学校の歩みを見てほしい」とPRする。

 同校は02年に笠岡町立笠岡女学校として笠岡女子尋常高等小(現笠岡小)に併設して創立。18年に現在地に移転し、28年に県営へ移管した。48年に学制改革で県立笠岡第二高、50年に男女共学、53年に笠岡高となる。卒業生は2万3983人に上る。

 回顧展は、5日が午前11時~正午と午後2~5時、6日は午前9時~午後4時に開く。

(2012年10月5日朝刊掲載)

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