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ユニタール所長 メヒヤ氏転任へ 広島事務所

 国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所(広島市中区)のアレクサンダー・メヒヤ所長(45)=写真=が今月中旬、スイス・ジュネーブのユニタール本部に転任することが5日、分かった。後任の所長は未定で、本部が選定を進めている。

 メヒヤ氏は2009年10月、広島事務所の初代所長だったナスリーン・アジミ氏の後任として着任。3年間の任期中、広島修道大(安佐南区)との連携強化、紛争からの復興に向けた研修の拡充などに取り組んだ。本部では、途上国政府の人材育成を統括する。

 メヒヤ氏はエクアドル出身。1998年、コロンビアのエクアドル大使館に勤務後、エクアドル経済省副大臣や世界銀行理事を歴任した。広島事務所長に就くまでユニタールと米アトランタ市が共同設立した地域・人材国際トレーニングセンター(CIFAL)アトランタ事務所の所長を務めた。

(2012年10月6日朝刊掲載)

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