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核兵器禁止条約 締結訴え 県原水協・県被団協 国連総会に派遣

 県原水協と県被団協(金子一士理事長)は、米ニューヨークで8日から始まる国連総会第1委員会に、県被団協平和学習部副部長の梶岡寛さん(62)=広島市安芸区=を派遣する。日本被団協の要請団に加わり、核兵器禁止条約の締結に向けた交渉を始めるよう、各国に求める。

 日本被団協が核軍縮を扱う第1委員会に要請団を派遣するのは2回目。今回、全国から梶岡さんたち7人を選んだ。7人は各国の政府代表部を回って要請するほか、国連のアンジェラ・ケイン軍縮担当上級代表に交渉開始を求める220万人以上の署名を提出する。

 梶岡さんは元小学校教諭。2010年に退職後、修学旅行生に原爆遺跡や慰霊碑を案内するガイドをしている。出発を前に、広島市役所で会見した梶岡さんは「被爆地で学んだ子どもたちの変化や反応を各国に伝えたい」と話した。(加納亜弥)

(2012年10月6日朝刊掲載)

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