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火炎弾訓練中止 広島県は要請を 議会委で意見相次ぐ

 広島県北広島町上空で米海兵隊岩国基地(岩国市)所属の米軍機が火炎弾「フレア」射出訓練をした問題を巡り、広島県議会総務委員会で19日、国や米軍に訓練中止を強く要請するよう県に求める意見が相次いだ。

 児玉浩氏(自民議連、安芸高田市)は「今まで何度も低空飛行に抗議してきたのに、新たな訓練の実施で住民はショックを受けている」と指摘。日米地位協定違反に当たらないとする防衛省の見解を疑問視し「県は強い姿勢で申し入れてほしい」と求めた。

 犬童英徳氏(民主県政会、呉市)も「住民の不安や訓練の実態を確認してほしい。議会としても強く抗議する必要がある」と述べた。河井案里氏(自民党議員会、広島市安佐南区)は「情報収集に尽力し、住民にしっかり伝えてほしい」と要望した。

(2017年10月20日朝刊掲載)

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