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原爆乗り越え尾長小100周年 児童や住民 記念行事で歴史や校歌

 今年で創立100周年を迎えた尾長小(広島市東区)で20日、記念行事があった。全校児童740人や保護者、住民たち計約800人が出席し、原爆被害を乗り越えた歴史などを振り返った。

 尾長小は1917年の創立。熊谷謙次郎校長は「地域住民たちに支えられてきた歴史をこれからも大切にしていこう」とあいさつした。

 執行委員の6年生8人が、原爆で全校舎が焼失したが、約1カ月後には焼け跡の中で授業を再開したことなどを紹介。全児童で校歌などを太鼓や鍵盤ハーモニカの演奏に合わせて披露した。

 6年真木颯人君(12)は「しっかり学べることに感謝しながら、卒業まで元気に過ごしたい」と話していた。(新山京子)

(2017年10月21日朝刊掲載)

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