被爆バイオリン 幟町小で演奏 禎子さん命日
17年10月26日
佐々木禎子さんの命日の25日、母校である広島市中区の幟町小の平和集会で地域ゆかりの「被爆バイオリン」が奏でられた。
同小近くの広島女学院で音楽を教えたロシア人のセルゲイ・パルチコフさんが残した。被爆当時は現在の東区の自宅にあったとみられ、広島女学院歴史資料館で展示している。
この日は代表の児童たちが由来を紹介し、借り受けたバイオリンをエリザベト音楽大4年の川本冴夏さん(22)が童謡のメドレーなどを弾いた。
同小は禎子さんの命日に合わせて集いを開く。ことしは学校をサポートする卒業生の提案でこのバイオリンの音色を聴いた。6年の林田萌芽君(11)は「きれいな音から時を超えても平和の願いを伝えていると感じた」と話した。(桑島美帆)
(2017年10月26日朝刊掲載)
同小近くの広島女学院で音楽を教えたロシア人のセルゲイ・パルチコフさんが残した。被爆当時は現在の東区の自宅にあったとみられ、広島女学院歴史資料館で展示している。
この日は代表の児童たちが由来を紹介し、借り受けたバイオリンをエリザベト音楽大4年の川本冴夏さん(22)が童謡のメドレーなどを弾いた。
同小は禎子さんの命日に合わせて集いを開く。ことしは学校をサポートする卒業生の提案でこのバイオリンの音色を聴いた。6年の林田萌芽君(11)は「きれいな音から時を超えても平和の願いを伝えていると感じた」と話した。(桑島美帆)
(2017年10月26日朝刊掲載)