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平和願う折り鶴インスタで共有 中区のデザイナー樅田さん 投稿PR

 広島市中区のデザイナー樅田(もみた)裕美さん(36)が、折り鶴の写真を写真共有アプリのインスタグラムに投稿してもらう活動を始めた。投稿された写真は、専用サイトの画面にずらりと並べて掲載。ウェブ上で千羽鶴づくりに参加してもらい、シェア拡大を通じて平和を願う人の輪を広げていく。(伊藤友一)

 専用の用紙から15センチ四方の折り紙を切り取って折ると、左右で赤白が半分ずつになった折り鶴ができる。過去と未来への思いを2色に込め、樅田さんがデザインした。

 完成した折り鶴はスマホなどで撮影し、ハッシュタグ「#広島86815」または「#hiroshima86815」を付けて投稿してもらう。インスタグラムで検索すると、折り鶴の画像が次々と表示されて千羽鶴のように見える。

 2010年に祖母から戦争や原爆の話を初めて聞き、「平和のために何か行動したい」との思いを強くした。今年の8月6日に広島市内の公立小中学校で登校日がなくなったのを知り「人々や子どもたちがあの日を忘れてしまう」と危機感を抱き、活動を始めた。

 用紙はA5判で、中区の喫茶店や雑貨店で無料で配っている。広島に原爆が投下された時刻の「1945年8月6日午前8時15分」をデザインした文字や、樅田さんが祖母から聞いた被爆体験も添えている。

 樅田さんは「家族や友人と、原爆の悲惨さや平和の大切さを考えるきっかけになればうれしい」と願う。

 用紙は専用サイトでも入手できる。アドレスはhttps://peraichi.com/landing_pages/view/hiroshima86815

(2017年10月27日朝刊掲載)

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