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国連の核兵器廃絶決議 賛成23カ国減 日本主導 表現後退

 共同通信によると国連総会第1委員会は27日、日本が主導して1994年から毎年提案している核兵器廃絶決議案を賛成144、反対4、棄権27で採択した。賛成は昨年から23カ国減り、棄権は10カ国増えた。7月採択の核兵器禁止条約に直接触れず、非人道性に関する表現も後退した。

 日本への逆風に配慮してか、採決の直前、日本は決議案を修正した。CTBTの発効に向けた署名・批准に関し、昨年までのように全ての国への要請ではなく、北朝鮮だけを名指しして狙い撃ちにしていたが、米国、ロシアを含む8カ国に署名・批准を促す文言が加わった。結果として核兵器禁止条約に賛成した122カ国のうち86カ国は賛成した。

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