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神田山荘 広島 半額料金でPR 14日、一般の日帰り550円

 広島市の外郭団体、市原爆被爆者協議会が運営する宿泊施設、神田山荘(東区牛田新町)は14日、日帰り利用の入場料金をほぼ半額にし、開館時間を夜まで延長する。同日に開くイベントの一環。被爆者の高齢化が進む中、幅広い層に利用を促す。

 当日の入場料金は、一般550円(小学生以下は無料)で、運動施設のあるクアハウスや温泉などが利用できる。通常の料金は一般1050円、65歳以上750円。午前10時~午後4時の開館時間も午後9時まで延長する。神楽の舞台や産直市などの催しもある。

 神田山荘は1973年、被爆者の保養を目的に開館。日帰り利用者の7割を被爆者が占めるが、誰でも利用できる。近年は利用者の低迷が続き、昨年度の日帰り利用者数は10万482人。ピークの99年度(16万200人)の6割にとどまった。

 今回と同様の取り組みは一昨年から始め、3回目。市内3コースで無料送迎バスも運行する。神田山荘Tel082(228)7311。(田中美千子)

(2012年10月12日朝刊掲載)

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