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12・13 錦帯橋空港開港 空き店舗から情報「発進」

 山口県岩国市麻里布町の中通商店街振興組合は、岩国錦帯橋空港(愛称)開港に向け、商店街の空き店舗を空港の情報発信所として活用する。開所予定の11月に先駆け今月19日にプレオープン。海上自衛隊岩国基地資料館所蔵の資料を展示し、空港の歴史を紹介する。(堀晋也)

 約250メートルのアーケード街の中央にある元婦人服店2店舗計約130平方メートルを、岩国錦帯橋空港サロンと名付けて使う。19~30日には、旧海軍少将の正装や海自初の国産航空機であるPS1哨戒機の計器盤や模型を並べる。海上自衛隊岩国基地の年表や自衛隊の活動を紹介する写真展も開く。同基地の隊員らが9日、展示品を運び込んだ。

 同組合はサロンの正式オープンの11月以降、市内の土産物の陳列や、空港の利用の仕方の説明をしてPRする。同組合の松川卓司理事長(54)は「いろんな手法で開港に向けて町を盛り上げていきたい。まずは空港の歴史を知ってもらえれば」と意気込んでいる。

(2012年10月14日朝刊掲載)

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