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被服支廠見学会 被爆後歩み説明 市民団体が11日

 広島市内で最大の被爆建物で南区出汐にある旧広島陸軍被服支廠(ししょう)の見学会が11日に行われる。市民団体の「旧被服支廠の保全を願う懇談会」が主催し、無料。

 1945年8月6日の米軍による原爆投下で、被服支廠は直後から救護所ともなった。戦後は広島大教育学部や皆実高の校舎、日本通運の倉庫などに使われた。赤れんがの倉庫4棟が現存し、3棟を県が、1棟を国が所有する。県は今年8月に耐震性調査を実施し、活用策を探っている。

 見学会では、現場で救護に当たった会代表の中西巌さん(87)が、建物を巡る歩みも説明する。参加希望者は11日午前10時から現地で受け付ける。

(2017年11月7日朝刊掲載)

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