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　海上自衛隊の潜水艦の命名・進水式が６日、神戸市中央区の川崎重工神戸工場であった。「しょうりゅう」と命名された。艦内の装備や設備を整え、２０１９年３月ごろに就役する予定。呉市の海自隊呉基地に配備される可能性もある。

　しょうりゅうは全長８４メートル、幅９・１メートル、基準排水量２９５０トン。そうりゅう型の１０番艦で、高性能ソナーによる高い捜索能力やＸかじによる俊敏な運動性能を持つ。水中持続力に優れるスターリングエンジンを搭載したそうりゅう型の建造は今回が最後という。建造費は約５２０億円。

　式典には福田達夫防衛政務官や村川豊海上幕僚長、池太郎呉地方総監たち約３６０人が出席。福田政務官がしょうりゅうと造船所をつないでいた支綱（しこう）を切断すると、くす玉が割れ、しょうりゅうが海上に滑り出した。

　海上自衛隊は現在、潜水艦１７隻を所有し、うち１０隻が呉基地を母港とする。国は２１年度ごろに潜水艦を２２隻体制とする方針を示している。

（２０１７年１１月７日朝刊掲載）