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空襲被害 忘れないよ 福山・光小児童が跡地見学

 福山市草戸町の光小5年の児童が、福山市内の寺や橋に残る福山空襲の跡を見学した。市人権平和資料館の職員の説明を聞き、空襲被害について学んだ。

 63人が、焼け跡が残る福山城の石垣や焼夷(しょうい)弾で頭部が破損した石仏などを見て回った。霞町の中央公園にある噴水池跡では、空襲時に多くの人が飛び込んで身を守ったなどと説明を受け、熱心にメモを取っていた。

 同小が平和学習の一環で資料館に案内を頼んだ。空襲は1945年8月8日にあり、354人の犠牲者が出た。

 野田遥香さん(11)は「思ったより多くの跡があった。年下の子にも教えてあげたい」と話していた。(河合佑樹)

(2017年11月8日朝刊掲載)

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